梵鐘製造紹介
・創業は1560年。(永禄3年)
・朝廷から授かった『御鋳物師』の免状。
・梵鐘作りは創業当時から代々続く伝統技能を継承し、現代も当時と同じ手法にて一本一本心を込めて製作しております。
・『男はつらいよ』で有名な東京柴又帝釈天の題経寺様や、愛知大須観音の真福寺様の梵鐘も弊社が製作、納入させて頂いております。
寸法及び、標準重量について
梵鐘
一尺五寸( 45.5cm) | 23貫目( 86kg) |
一尺六寸( 48.5cm) | 28貫目( 105kg) |
一尺七寸( 51.5cm) | 38貫目( 142kg) |
一尺八寸( 54.5cm) | 48貫目( 180kg) |
一尺九寸( 57.5cm) | 58貫目( 217kg) |
二尺零寸( 60.6cm) | 68貫目( 255kg) |
二尺一寸( 63.6cm) | 78貫目( 293kg) |
二尺二寸( 66.6cm) | 88貫目( 330kg) |
二尺三寸( 69.7cm) | 98貫目( 367kg) |
二尺四寸( 72.7cm) | 118貫目( 442kg) |
二尺五寸( 75.8cm) | 130貫目( 487kg) |
二尺六寸( 78.8cm) | 148貫目( 555kg) |
二尺七寸( 81.8cm) | 160貫目( 600kg) |
二尺八寸( 84.8cm) | 185貫目( 693kg) |
二尺九寸( 87.9cm) | 200貫目( 750kg) |
三尺零寸( 90.9cm) | 230貫目( 862kg) |
三尺二寸(97.0cm) | 300貫目(1125kg) |
三尺四寸(103.1cm) | 350貫目(1312kg) |
三尺五寸(106.1cm) | 390貫目(1365kg) |
三尺六寸(109.1cm) | 430貫目(1612kg) |
四尺零寸(121.2cm) | 500貫目(1875kg) |
五尺零寸(151.5cm) | 1300貫目(4875kg) |
半鐘
六寸( 18.2cm) | 1貫800匁( 6.8kg) |
七寸( 21.2cm) | 2貫800匁(10.5kg) |
八寸( 24.2cm) | 3貫600匁(13.5kg) |
九寸( 27.3cm) | 4貫200匁(15.7kg) |
一尺零寸( 30.3cm) | 5貫500匁(20.6kg) |
一尺一寸( 33.3cm) | 7貫500匁(28.1kg) |
一尺二寸( 36.4cm) | 9貫500匁(35.6kg) |
一尺三寸( 39.4cm) | 12貫目 (45.0kg) |
一尺四寸( 42.4cm) | 17貫目 (64.0kg) |
◎寸法は外径の標準サイズ、重量は標準重量で、鋳出し文字、浮き出し模様他、ご要望等により、実際のサイズ、実貫重量は異なります。
鐘の各部名称
鋳出文字、浮出模様
名古屋市大須観音様梵鐘 杉本健吉画伯 四季華精
羽島 圓隆寺様
淨圓寺様
広島 慈学院 古江中央霊園様
梵鐘の歴史と音色について
1.梵鐘のルーツ
日々の忙しさに追われ、幼い頃のように新しい年を迎える感動を忘れがちな年令になっても、年末のグォーンオンオンオン・・・と鳴る除夜の鐘の音を聞けば「今年も無事に終った。又、新しい年が...」と惟い、無事に生きた安堵感と共に人々に安らぎを与え、心を洗うひびきは新しい年を迎える心の準備を導いてくれるような気がする。
お寺の鐘を梵鐘とい、この梵は梵語(古代インドのサンスリット語)のBRAHMAの音訳で、神聖・清浄の意味を持ち、清らかさを表す言葉であることから、仏教を生活の規範とする多くの日本人にとって、このグォーンオンオン・・・の響きは、人の心の琴線に触れ、安らかにしてくれるのだろう。
また、この梵鐘の音は西洋の鐘(チャーチベル)の音が西洋人に与える、祈り,感謝,希望,夢,喜び,とは異なり、「わび」「さび」の文化を好む日本人の国民性の中で、荘厳なひびきと余韻は仏教的無常観を伝える。古くは平家物語の「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色,盛者必衰の理をあらわす・・・・(巻一,冒頭)」で祇園精舎の無常堂の四つの鐘は「この世のはかなさを」を告げ、沙羅双樹の花も釈迦の入滅と同時に枯れ、盛者必衰の道理を表わし、平家一門の栄華と滅亡を浄土教的な仏教的無常観思想でつづり・・・つづきはこちらから
近年の製作記録
製造日 | 寺院名 | 寸法 | 実貫重量 | 住所 | |
---|---|---|---|---|---|
昭和28年10月 | 題経寺(柴又帝釈天)様 | 梵鐘 | 三尺二寸 | 300貫目 | 東京都葛飾区 |
昭和41年11月 | 真福寺(大須観音)様 | 梵鐘 | 三尺五寸 | 400貫目 | 愛知県名古屋市中区 |
昭和52年6月 | 圓隆寺様 | 梵鐘 | 四尺 | 530貫目 | 岐阜県羽島市竹鼻町 |
昭和63年3月 | 龍峰禅寺様 | 梵鐘 | 三尺 | 250貫目 | 岐阜県岐阜市奥 |
平成元年11月 | 成蓮院様 | 梵鐘 | 二尺三寸 | 96貫目 | 愛知県名古屋市古出来町 |
平成元年11月 | 廣厳寺様 | 半鐘 | 一尺四寸 | 19貫目 | 岐阜県岐阜市高富 |
平成3年4月 | 洞泉寺様 | 梵鐘 | 二尺六寸 | 150貫目 | 岐阜県岐阜市高富 |
平成3年4月 | 萬休寺様 | 半鐘 | 一尺二寸 | 10貫目 | 岐阜県美濃市保木脇 |
平成4年5月 | 眞蔵寺様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 134貫目 | 岐阜県岐阜市島栄町 |
平成4年5月 | 清光院様 | 梵鐘 | 一尺八寸 | 48貫目 | 愛知県津島市南本町 |
平成4年5月 | 壽福禅寺様 | 半鐘 | 一尺三寸 | 12貫目 | 愛知県一宮市浅井町 |
平成6年5月 | 平和の梵鐘(南瞑堂)様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 140貫目 | サイパン島SugerKingPark(岐阜県) |
平成8年11月 | 正光寺様 | 梵鐘 | 二尺二寸 | 88貫目 | 岐阜県大垣市上石津町 |
平成11年5月 | 高根寺様 | 梵鐘 | 二尺六寸 | 150貫目 | 千葉県船橋市 |
平成11年11月 | 高勝寺(田峯観音)様 | 梵鐘 | 一尺八寸 | 50貫目 | 愛知県設楽郡設楽町田峰 |
平成12年5月 | 正道院様 | 鋳鉄灯篭 | 二尺八寸 | 40貫目 | 岐阜県岐阜市柳沢町 |
平成13年9月 | 全徳禅寺様 | 梵鐘 | 二尺八寸 | 185貫目 | 愛知県丹羽郡大口町 |
平成15年7月 | 古江中央霊園様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 100貫目 | 広島県広島市西区田方 |
平成15年9月 | 感應寺様 | 梵鐘 | 一尺五寸 | 30貫目 | 静岡県御殿場市 |
平成17年5月 | 圓成寺様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 130貫目 | 岐阜県岐阜市寺田 |
平成17年11月 | 浄圓寺様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 130貫目 | 岐阜県海津市平田町 |
平成18年5月 | 圓城寺様 | 梵鐘 | 二尺五寸 | 130貫目 | 岐阜県羽島郡円城寺 |
平成18年5月 | 慈眼寺様 | 半鐘 | 一尺一寸 | 8貫目 | 岐阜県岐阜市岩利 |
平成19年10月 | 比叡山延暦寺南山坊様 | 鋳鉄護摩焚釜 | 二尺七寸 | 32貫目 | 滋賀県大津市坂本本町 |
平成21年3月 | 安楽寺様 | 梵鐘 | 二尺三寸 | 98貫目 | 奈良県田原本町 |
平成23年8月 | 慈徳院様 | 梵鐘 | 一尺八寸 | 48貫目 | 栃木県芳賀郡益子町 |
平成26年4月 | 西福寺様 | 梵鐘 | 二尺三寸 | 100貫目 | 岐阜市島田西町 |
平成27年3月 | 北方町様 | 平和の鐘 | 二尺二寸五分 | 115貫目 | 岐阜県北方町 |
平成27年9月 | 眞福寺様 | 梵鐘 | 一尺八寸 | 48貫目 | 愛知県常滑市 |
テレビ、新聞、雑誌等での紹介
その他
梵鐘、半鐘(喚鐘)への鋳出し文字、浮き出し模様等、お客様のご要望に沿った形で、製作致します。
取付金具、撞木などは鐘楼堂や梵鐘の大きさから選定し、取付作業も承っております。
ご希望の鋳物製品等、ご要望に応じ製作致します。
■護摩焚き用釜
【ご用命は下記まで】
素形材営業部 桐谷・大洞
tel:058-276-1511 fax:058-278-0220
E-mail:nabeya@ons.co.jp